部屋の掃除してた時にまろび出てきた卒業アルバムを見て
ふと思い出したことがある。
高校生の頃、どういう経緯かは忘れたが友達の女友達(赤の他人)とメールのやり取りをしていた時期があった。
どんな話をしていたかはあまり覚えていないが、文字に起こすのも躊躇うほどの虚無のやりとりをしていた記憶はある。
やりとりを続けていくうちに、多感な時期なのでお互いの容姿が気になるタイミングが来た。
向こうはバチバチに光が飛んだ自撮りを送ってくれていたが、陰キャの高校生に自撮りをするという選択肢がなかったので俺は中学の卒業アルバムの写真を送った。最低。
お互いの中身をバラした後もズルズルとメールをしていたのだが
ある日、加工された俺の卒アル画像が送られてきた。
スタンプ機能によって装飾豊かなドミノマスクを無残にも付けられ
口には何故かバラを咥えさせられていた
変態サイドに傾いたタキシード仮面だ
ドミノマスクはこんな感じだった。
俺が何をしたっていうんだ。
バラを咥えさせられるようなことしてないじゃん。
学ランで目にマスク付けてバラ咥えてる人間、やべーやつじゃん。
多感な時期だったので、会ったこともない人間によって顔面を変態に加工されたことにショックを受け、しばらくメールをした後にこちらから返信することをやめた。
そんなことを思い出した。
多感な時期なので。