ゴリラ農園

霊長類としての尊厳を守るためのブログ

沖縄に初上陸した話②

 沖縄2日目はかなりアクティブな活動をした。

といってもカヤック体験で、カヤックを漕ぎながらインストラクターがマングローブの説明をしたりシオマネキの生態について語ってくれるくらいで小中学生の知育を刺激するようなものなので、激流の川を下るなどのものではない。

 

川なのか海なのかよくわからない場所でウロウロとカヤックを漕ぎつつインストラクターの小話がかなりの頻度で入ってくる。

 

正直、あまり興味がなかったためシオマネキばかり見ていた。シオマネキは”ハサミのデカさが男のデカさ”みたいな世界で生きていて、ハサミを振ってメスの気を引くらしい。チンコがデカい奴がモテるという話に置き換えると恐ろしい話ですね。

それはさておき、俺はマングローブの話をされている時にシオマネキに対してチョキをかざしていたのだが、大抵のシオマネキは外敵と認識して巣穴へと逃げて行く腰抜けだったが、一匹だけ俺のチョキに対して己のハサミを突きつけてくるシオマネキがいた。俺は怖くなった。俺はいつかこいつに殺されるのかもしれない。

 

 たのしいカヤックが終わり、海に行こうという話になる。インストラクターはハートロックという沖縄の名所について教えてくれたが

彼女と来た時に行きな

などと言っていた。男7人(1人彼女持ち)だけ沖縄に来ている時点で彼女がいないという悲しい現実を察して欲しい。ifの話が重すぎる。デートスポットに関しては全てムダ知識。脳の容量をそんなものに割けない。

 

適当に海に行き、肩まで海に浸かると寒かったのですぐに出た。

日頃から外に出ていないので焼こうと思って大の字になって寝ていたが、全然焼けない。米兵よりも白い。風も吹いていたので鼻の穴に砂が入るので焼き加減はレアで終わり。

 

ファミリーやカップルが市民プールレベルの規模で存在しているなか、泳ぐのは忍びないなと思いながらもゴーグルを付けて泳ぐと、さっきは気付かなかったが、足元に極太のナマコが大量にいる。女の子のように泣きそうになった。ナマコ、意味が分からない。生きているのか死んでいるのかもわからない恐ろしいクリーチャー。

ナマコにビビり散らかしていると、1人がナマコを拾い上げていた。それが人間のすることかよと思っていると、ナマコが水を噴き出し「ヒャアア~」とか弱い声をあげていた。その後、そいつにナマコを投げつけられクソデカい声で叫んでビーチを不穏な空気にしてしまったのだが俺は悪くない。

 

 ひとしきり泳いだ後、疲れ切った身体を癒すために我々一向は温泉へと向かう。ホテルの中にある温泉なのだが、ホテルの横で台湾夜市を開催していて大変混雑していた。が、我々の目的は温泉なので何の問題もない。と思っていたら、温泉で立ち湯という立ったまま温泉に浸かれる場所があり、立ち湯からは外が一望できる。

頑張れば台湾夜市の参加者に乳首くらいは見せることができるくらいの距離感で。乳首を見せるも見せないもこちらの一存という事実に謎の優越感を抱いた。

 

あとの沖縄の記憶はあまりない。3日目に行った美ら海水族館ですごく可愛い外国人姉妹がいた事に脳の容量を使ったので…