ゴリラ農園

霊長類としての尊厳を守るためのブログ

夏祭りに浴衣で来ているカップルに次の夏は来ないと思え

人生初の占いに行ってきた。

本格的に占ってもらうのは初めてで、新宿の占い屋にすげえ列をなしているのを見て、女はなぜ占いにすがるのかとすら思っていた。

 

何を占ってもらおうか全然考えてなかったんだけど俺が席に着くや否や「こいつにいつ彼女ができるか占ってください」っていう横槍が入ったのでそれを占ってもらうことになったが、始める前に1度も彼女ができたことがないことを自白させられた途端、占い師の顔が「ゲイか?こいつ」みたいな顔になったのを俺は鮮明に覚えている。

俺は身の潔白を証明するためにちゃんと女が好きだとかいろいろ言っていたんだけど、言いわった後に占い師も友達も無言になって「えっ?」って言っちゃった。俺が悪いんか

いつ彼女ができるかを考えながらタロットの山をシャッフルして占い師に返すと占い師がタロットを並べだした。そこで占い師がタロットを並べながら「あ~ちゃんと女の子が好きなのね…」って言ってたからなんか、そういう感じのタロットの並びだったんだろう。

タロットを並び終えると占い師が神妙な面持ちで「誤解を生まないで欲しいけど、すごい女の子に近い」って言われてしまった。俺は俺の中で知らないうちに女の子の人格を育んでいたのだろうか、それとも常日頃からツイッターで女の子になっちゃうとか母乳が出るとか言ってたら精神が女の子になっちゃってたのか、考察が尽きない。

ツイッターでの発言もあるので思い当たる節はあるなぁと思いながら続きを聞くと「すごいピュア」と言われわかるか、それが…という気持ちになり、占いってすげえという感情を抱いたので俺はチョロい。

 

トラブルを嫌ってるって出てるって言われて、まあトラブルを好む奴は居ないだろなぁとは思っていた。

「こんな思いをするのであれば〇〇すべきではなかった」ってなるのがとにかく嫌なんだけど

そういう気持ちが根付いたのが中学生1年生くらいの頃で、まだ同学年の連中は携帯を持っているか持っていないかというくらいの時期。当時は、携帯を兄貴と共有で使うというイカれた運用をしていたため、辛うじて携帯を持っていた。でも(おそらく)兄貴は蟹が片手で数えられるほどしか友人がいないので、携帯の主導権はなんとなく握れていた気がする。

メールをする相手は同じクラスだったり同じ部活の友達だったりで、クソくだらないメールを送りあっていた記憶がある。しかし、そんな平穏の中で先輩からチェーンメールを受け取った友達が俺にチェーンメールを回してきた。

3人だったか5人だったかに回さないと不幸になるみたいなメールが送られてきた。まあ、ピュアなので、誰かに送らなければマジで不幸になると思い込み、チェーンメールを作ったやつの手のひらの上で転がされる哀れな道化と化した。でも送れる相手が全然いない。この負の連鎖は同級生の間でしかシェアしてはいけないと思い同級生達に送り、なんなら送ってきた奴に送り返すほどビビり散らかしていた。死のキャッチボールがそこでは行われていた。

でも問題はそこではなく、同じくらいのタイミングで2人からきていて、こいつら俺を殺す気かよという被害妄想に発展した。俺はこの小さい村社会で呪い殺されようとしていたのだ。こんな面倒ごとに巻き込まれるなら携帯なんて持ってなければよかったと思った。

それが俺の──原点(オリジン)

 

その出来事が、今に至るまでの人格形成に大いなる影響を与えていたことは間違いないだろう。俺はチェーンメールに童貞にされたといっても過言ではない。許せない…

 

まあ、なんやかんやあって占いは無事終了した。基本的に良い内容の結果だったので不安を抱えずに帰れてよかったというところ。

そして、その結果を踏まえた上で何故か街コンに行くことになってしまった。これに関しては腑に落ちない。完全に腑に落ちない。

いい出会いがあるなら今のうちに鍛えておくべきという完全に精神修行の一環として街コンに行くことになってしまった。前回街コンに行くみたいな流れになった時は「いい街コンがないか調べておく」などという詭弁を並べて回避していたんだけど、今回は俺が街コンのチケットを購入するところまでを監視され、完全に逃げ場がなくなってしまった。待ち受けるは死。期限までに街を破壊する以外に俺に逃げ場はない。