ゴリラ農園

霊長類としての尊厳を守るためのブログ

雑談力が死んだ

実は何気ない会話というものはものすごく難易度が高いのではないだろうか。そもそも何気ない会話ができるほどスラスラ話題が出てこない。というよりもあんまり知らない人相手だと、どこまでの話題を許容できるかがわからないから当たり障りのない話題しかでない。

 

なんか前にも書いた気がするけど高校を卒業してからはオタク以外の人間との交流が引くほど減った。部屋に蜘蛛が出るくらいの頻度でしか会わなくなった。オタク大学オタク学部オタク学科だったので、オタクだけ死ぬ薬を散布したら7~8割は死ぬ。オタクは漫画・アニメ・ゲームいずれかが必ず話題としてヒットするため、話題に困ることはなかった。というよりも殴り合いのような会話がメインだった。

大学では主な交流がネット上で行われているため、俺のネット弁慶は増長した。お互いの顔が見えない状態で、カスタムロボのレイフォールガンの撃ち合いのような会話を繰り広げていくうちに、一人暮らしということも相まって実家にいたころのハナクソレベルの会話量からミジンコレベルの会話量まで低下した。

 

そもそも馴染みのない人と会話を楽しむという気持ちと精神的余裕が全くない。沈黙は死を意味するものだという先入観が強いので話し続けなければならない。俺はマグロだ。高校生の時に読んだ雑談が上手くなる本みたいなやつ、まあそんな本を読んでいる時点で人間としてのレベルが低いんだけど、まぁ~~~参考にならない。パワフルな精神論がズラズラと並べられていて、相手も緊張しているだの挙句の果てには”沈黙”を楽しもうなどと書いてあった。何言ってんだこの猿はと思って俺は立ち読みをやめた。もっと具体例を書いてくれよ具体例を。いきなり「アンパンの上にあるゴマってなんであると思います?」っていう意味不明な会話に持ち込むテクニックとかそういうパワープレイの応酬に持ち込む方法を教えてくれよ。

 

たぶん俺は会話の合気道しかできないから相手が話題を提供してくれないと多分ダメなんだと思う。未確認生物の話しかベラベラ喋れる自信ないわ。

 

何をいきなり雑談力とかいってんだって話なんだけど。

この間、今年で25歳になるし彼女いたことない上に親しい女子いないのヤバいのではみたいな感じになって、今度街コン行こうみたいな話になったんだ。いや、街コン行ってどうなるんだという気持ちが一番強いんだけど。街ってどこだよまず。まあ、街コン行くとなると当然”自己紹介”をせざるを得ないわけじゃないですか。自己紹介。いや、無理だね。俺だって知りたいよ自分のこと。自己PRも苦手だし月イチで陰毛にトリートメントしてますって嘘ついた方が印象に残るレベルで松屋の味噌汁みたいな薄い自己PRをしてきたんだ俺は。

 

どんな街コンに行くかはまだ未定だけど鉄板の話題が必要になるでしょ、絶対。俺は詳しいんだ。

実際、地元の話ってダメじゃない?ナイナイのお見合い大作戦じゃねえんだぞ。仮に地元が同じだったらいいけど、全く知見のない都道府県の出身だったらもう終わりじゃない?絶対に興味なさそうな顔してしまいそうなんだよな。両目に眼帯つけるしかねえよ。

 

我こそは雑談王って人いないかな。既にラジオ聴いてスピードラーニングするのがいい気がしてきてる。

っていうかそもそも街コン…完全に乗り気ではない……