ゴリラ農園

霊長類としての尊厳を守るためのブログ

不健康診断

健康診断に行ってきた。ある程度は不健康だろうなという気持ちで行った。

前回の健康診断では血圧の項目でB判定(どちらかと言えばダメだけど支障はないみたいな判定)を食らった。

俺には何が悪いのか理解できなかった。

健康診断後に「肉も野菜もキチンと食べているのになぜ高血圧にならなければいけないのか?」とイカれた食生活を送っている人間のレッテルを貼られたような気分でラーメンを食べながら疑問に思っていた。

そもそも食生活が悪いのかというと多分そうではない。俺よりもそこらへんの地下アイドルみたいな奴のほうがよっぽどラーメン食ってるしLynnっていう声優(かわいい)は週2回はラーメンを食っている。食生活に八つ当たりする時点で俺は負けていたのだ。

 

前回の失態を踏まえて俺は勇み足で健康診断に向かった。

見知らぬ地で少林寺のような服に着替えさせられ、待合室に適当に置いてあるしょ~もない雑誌を読んでいると名前を呼ばれた。

 

まぁセオリー通りに行くと身長とかからかな?って思ってたらいきなり採血だった。いきなりステーキかよ。フザけるなよ心構えとかあるじゃん?採血って。

「これから血抜くんだよなぁ…」っていう陰鬱とした感情を押し殺してこそようやく採血する気持ちに切り替えていくじゃん。ウンコしようと思って個室に入った後ズボン下さずにウンコするか?しないでしょ?前準備がさ、できてないんだよこっちは。血を体外に排出する心になってないんだよ。そりゃ針さされたら俺の感情を無視して血は出ていくんだけどさ。

 

俺は、小学生の時になんかで採血した時に女子がメチャクチャ泣いてたのを走馬灯のように駆け巡らせた。

順番に血抜かれていって、迫りくる恐怖と相まってむせび泣いている女子と屠殺を待つ家畜みたいな顔して並んでる女子がいるあの感じを思い出した。

 

採血イヤそうな顔してたら採血する人に「いきなり採血ですみません」言われちゃった。俺これから生きていく中で絶対ポーカーフェイスを自称しないんだろうな。
でも謝られてもね、結局血を抜かなきゃいけない事実は不変だから仕方ないよ。ゲイボルグなんだよ。その針は。

 

想像を遥かに下回る痛み(毎回そう)で血を抜かれていると、小汚い血が容器に溜まっていった。俺の血はこんなイソジンみたいな色だったのかと思うと悲しくなった。

「俺の血汚くないですか?」って聞いたら静脈の血は不純物がどうのこうので汚いみたいな気休めを言われた。世界一単純な俺の心は救われた。

 

血を抜かれ若干しびれる左腕をヨシヨシしながらまた待合室に戻されると、身長を測らされた。若干デカくなっていたので俺はまだ伸びしろがある!あれ!175は欲しい頼むシェンロン~~…

 

身長を測った後いよいよ血圧測定がきた。2回の内の1回は基準値を超えた。結局俺の血圧は高かった。身体の健康状態は気持ちに左右されなかった。

 

そもそも血圧ってなんなんだ?血流が悪いのか?最近思ったんだけど入浴剤で血行促進とかあるけどあれパチでしょ。風呂入ってそんなグングン血行良くなって疲れとれるかよ。マビノギじゃねーんだぞ(「MMORPG マビノギ」は温泉に入ると様々な状態異常が回復するぞ)と思いつつもバブをドカドカ入れてるんだけど。

 

結局ちゃんと定期的に運動したりしてないと人間の身体ってゴミカスみたいにボロボロになるんだろう。

 

今日、髪切ってくれた人が暗闇でボクササイズするっていう怪しい運動を教えてくれたんだけどほんの少しだけ行きたい。っていうか普通に運動したい。

俺が夜たま~~に寺のあたりまで走ってるの知らないだろ。滑稽だぞ、寺付近でビビりながら走ってるの。マジで怖いからなあそこ。被害妄想で鳥肌立っちゃったもん。

できれば行きたくないんだけど人通りが少ないところそこら辺しかなくて、夜にランニングしてる人たちってちょっとスカした格好してるんだけど、俺はそういう一式がないから”外を走っている引きこもり”感がすごいんだよね。

 

 

でも調布の不審者情報に載るまではセーフだから。