ゴリラ農園

霊長類としての尊厳を守るためのブログ

怒りが恐怖を凌駕する

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2週間くらい前からこのインディーズバンドみたいな画像の「Emily wants to play」とかいうホラーゲームを配信していました。俺はずっとEmily wants to dieだと思ってたし実際そうだと思う。

 

まだ1週間前までならタイムシフトが有効なので興味のある方は覗いてみて欲しいのだが、このゲームはざっくり言うと人形と遊ぶゲーム(ほんわか)なんだけど二度とやらないと思うのでイカれた登場人物を紹介しよう。

 

プレイヤーはピザ屋で配達しに来た家で、人形たちとのデスゲームに巻き込まれる。たぶん片手にはピザを持ち歩いている。人形に対してあまりにも無力。無抵抗で死ぬ。人間の風上にも置けないクソザコピザ屋。

 

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人形は、まずこのガキ。俺が何度も不意打ちを喰らって情けない叫び声をあげた人形。

「フフフ」とかいう笑い声と同時に背後に出現してくる。「だるまさんが転んだ」を仕掛けてくるバカクソウンコ人形。見ていないとどこまでも追いかけてくる上に消えるときに音もなく消えるからクソ。見ての通り暗闇とのシンクロ率が異様に高い服を着ている。嫌い。黒目がデカい。Vネックが鼻につく。

 

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次にこのピエロ。今度はこのピエロがだるまさんが転んだの振り返る役で出てくる。振り返っているときに1ミリでも動くとすげえ声を上げて襲ってくる。動いたり、視界を動かしたり、ドアの開閉(勝手にあいたりしまったりする)に巻き込まれてプレイヤーが動いてもアウト。俺はそれで悲鳴をあげた。歯が黄色いのでおそらくヤニカス。対処方法がわかっていればそれほど脅威ではないが、ほかの人形と同時に出現すると行動の制約がすさまじいので詰みやすい。嫌い。

 

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クソザル。出現すると甲高い声を上げながら走ってくる。序盤はちょっと逃げれば追いかけてこなくなるチョロQ野郎だったのに、後半になるとハイパーダッシュモーター搭載のミニ四駆レベルで追いかけてくる。出現位置がクソすぎて何度も詰んだ。こいつは人形どもの中で唯一肌が人間の色をしているので全然怖くはない。ウザい。嫌い。

 

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最期にエミリー。こいつは人形じゃなくて幽霊の類なんだろうけど。

こいつはかくれんぼを仕掛けてくるんだけど、劣悪な家庭環境で育ったため(地下に監禁されてる)かくれんぼのルールを知らないのか、見つけるとワープする。かくれんぼの定義を根底から覆す存在。最初は家中の電気を全て消した状態でのかくれんぼという事を知らなくて、部屋の電気をつけたら鬼の形相で襲ってきた。髪型は後ろから見ると三つ編みをしていてかわいい。境遇を考えるとかわいそうだが、よく考えると律儀にもインターネットを駆使してピザを注文してきたので同情の余地はない。

 

上記4名にさんざん叫ばされた。マジで二度とやらないと思う。怖いもん。

不健康診断

健康診断に行ってきた。ある程度は不健康だろうなという気持ちで行った。

前回の健康診断では血圧の項目でB判定(どちらかと言えばダメだけど支障はないみたいな判定)を食らった。

俺には何が悪いのか理解できなかった。

健康診断後に「肉も野菜もキチンと食べているのになぜ高血圧にならなければいけないのか?」とイカれた食生活を送っている人間のレッテルを貼られたような気分でラーメンを食べながら疑問に思っていた。

そもそも食生活が悪いのかというと多分そうではない。俺よりもそこらへんの地下アイドルみたいな奴のほうがよっぽどラーメン食ってるしLynnっていう声優(かわいい)は週2回はラーメンを食っている。食生活に八つ当たりする時点で俺は負けていたのだ。

 

前回の失態を踏まえて俺は勇み足で健康診断に向かった。

見知らぬ地で少林寺のような服に着替えさせられ、待合室に適当に置いてあるしょ~もない雑誌を読んでいると名前を呼ばれた。

 

まぁセオリー通りに行くと身長とかからかな?って思ってたらいきなり採血だった。いきなりステーキかよ。フザけるなよ心構えとかあるじゃん?採血って。

「これから血抜くんだよなぁ…」っていう陰鬱とした感情を押し殺してこそようやく採血する気持ちに切り替えていくじゃん。ウンコしようと思って個室に入った後ズボン下さずにウンコするか?しないでしょ?前準備がさ、できてないんだよこっちは。血を体外に排出する心になってないんだよ。そりゃ針さされたら俺の感情を無視して血は出ていくんだけどさ。

 

俺は、小学生の時になんかで採血した時に女子がメチャクチャ泣いてたのを走馬灯のように駆け巡らせた。

順番に血抜かれていって、迫りくる恐怖と相まってむせび泣いている女子と屠殺を待つ家畜みたいな顔して並んでる女子がいるあの感じを思い出した。

 

採血イヤそうな顔してたら採血する人に「いきなり採血ですみません」言われちゃった。俺これから生きていく中で絶対ポーカーフェイスを自称しないんだろうな。
でも謝られてもね、結局血を抜かなきゃいけない事実は不変だから仕方ないよ。ゲイボルグなんだよ。その針は。

 

想像を遥かに下回る痛み(毎回そう)で血を抜かれていると、小汚い血が容器に溜まっていった。俺の血はこんなイソジンみたいな色だったのかと思うと悲しくなった。

「俺の血汚くないですか?」って聞いたら静脈の血は不純物がどうのこうので汚いみたいな気休めを言われた。世界一単純な俺の心は救われた。

 

血を抜かれ若干しびれる左腕をヨシヨシしながらまた待合室に戻されると、身長を測らされた。若干デカくなっていたので俺はまだ伸びしろがある!あれ!175は欲しい頼むシェンロン~~…

 

身長を測った後いよいよ血圧測定がきた。2回の内の1回は基準値を超えた。結局俺の血圧は高かった。身体の健康状態は気持ちに左右されなかった。

 

そもそも血圧ってなんなんだ?血流が悪いのか?最近思ったんだけど入浴剤で血行促進とかあるけどあれパチでしょ。風呂入ってそんなグングン血行良くなって疲れとれるかよ。マビノギじゃねーんだぞ(「MMORPG マビノギ」は温泉に入ると様々な状態異常が回復するぞ)と思いつつもバブをドカドカ入れてるんだけど。

 

結局ちゃんと定期的に運動したりしてないと人間の身体ってゴミカスみたいにボロボロになるんだろう。

 

今日、髪切ってくれた人が暗闇でボクササイズするっていう怪しい運動を教えてくれたんだけどほんの少しだけ行きたい。っていうか普通に運動したい。

俺が夜たま~~に寺のあたりまで走ってるの知らないだろ。滑稽だぞ、寺付近でビビりながら走ってるの。マジで怖いからなあそこ。被害妄想で鳥肌立っちゃったもん。

できれば行きたくないんだけど人通りが少ないところそこら辺しかなくて、夜にランニングしてる人たちってちょっとスカした格好してるんだけど、俺はそういう一式がないから”外を走っている引きこもり”感がすごいんだよね。

 

 

でも調布の不審者情報に載るまではセーフだから。

暗いホワイトデー

最近1か月に1回は色恋沙汰にイチャもんつけないと気が済まないんだけど。精神安定させるためにカップル叩かないと”心”壊れるんだけど。

 

ホワイトデーだったじゃん今日。ウケるよな。イベント参加資格を保有していないんだよ俺は。チョコ貰ってないから。

 

Wikipediaにもそう書いてある。

ホワイトデーは、一般的にバレンタインデーチョコレート等を貰った男性が、そのお返しとしてキャンディマシュマロホワイトチョコレート等のプレゼントを女性へ贈る日とされる。』(wikipediaより抜粋)

 

しかもこれ見る限りだとお返しにマシュマロでいいのかよ、だからかよSEIYUにマシュマロ無かったの。フザけんなよ俺この間からずっとマシュマロ食いてえんだよ。なあ。

手作りチョコに対してマシュマロで返ってくるってどういう気持ちなんだよ。女は甘い物食わせれば黙るだろってナメられてんだぞ。全部妄想だけど。

 

最近のホワイトデーって特にバレンタインデーに何もなくても男からプレゼントを贈る日みたいな風習になりつつあるけど、待ってくれよ前提としてホワイトデーにプレゼントあげるような対象がいる時点でお前バレンタインデーになんか貰ってるだろ。俺をハメようとしたな?

 

そういえば、帰りの電車では洋菓子が入っているっぽい紙袋を持ってる疲弊したサラリーマンが複数見受けられた。電車の行き先は天国なのか、地獄なのか…

 

調布のおちゃらけたGODIVAですら”パパ”達がチョコレートに群がっていた。ブランド品の力を見た。女にはブランド品をかざせばイチコロという力強さがそこにはあった。(女性軽視ではない)

じゃあSEIYUでマシュマロ買い占めた層はどいつだよ!!!石油王か?金持ちの道楽でマシュマロ買い占めてんのか?許せねえよ石油王…

 

石油王なりたい… 

 

料理センスの問題

 最近気付いたことがある。

俺には料理センスがない。

 

料理センスっていうかレシピに逆らう癖がある。生粋の料理人としての血がそうさせるのだろうか、我が道を往き、完成させるはドブ味の料理。

大分前にクソ不味い麻婆豆腐を作った時にもやったんだけど、自分でチョイ足ししたものが味を壊す。

(前回の失敗)

 

nu26e.hatenablog.com

 

他人のレシピ通りに作ることが困難って書くと精神疾患を疑われそうだから言い訳するけど、ウチに大さじとか軽量カップとかないのも問題な気がするんだよね。なんだよ大さじ1/2ってぶっ飛ばすぞ。もはや大さじ1のイメージがない状態から半分をイメージして入れてる。これがねえ、難しいんだ。

 

ちょうど先週はほぼ毎日のようにオムレツ作ってたんだ。美味いオムレツの家に女は嫁ぐって聞いたからな。婿修行ってワケよ。

さすがに1週間に卵食いすぎて怖くなってネットで調べたら、食べすぎは良くないみたいな、どんな料理にも共通して言えることが書いてあったんだけど根がビビリだから怖くなって今週はやめとこうかなって感じなんだけど。でも養鶏家の爺さん婆さんなんか絶対毎日卵食ってるじゃん、食ってるよな?養鶏家みてるか?

 

オムレツに関しては大さじとか軽量カップの概念抜きにしても難しい。正直なところ「オムレツ綺麗に作れるよ」なんていう知り合いがいるとは到底思えないほど難しい。そもそも俺の知り合いはジャンクフードばっか食ってる気狂いしかいないから自炊してるかも怪しい。納豆キムチトーストとかいうまともな精神状態では到底作りえないようなものを好んで食っているオタクもいる。

 

で、オムレツなんだけどオムレツを作る工程で確実にスクランブルエッグに派生していく。俺も何が起こっているのかはわからない。けれど実際にスクランブルエッグがそこに”存在”している事だけがその事実を証明している。

これが2度続くと俺は正気ではいられなくなった。オムレツに執心した。

油の分量やフライパンの温度を調整したけど、結局フライパンの端に寄せ集まって固まって1つの個体になったスクランブルエッグだった。

 

平日、業務時間中はずっと対オムレツについて考えていた。今夜こそはオムレツを生成してやるぞという感情以外はそこには存在していなかった。感情をオムレツに支配され、オムレツの出来損ないのスクランブルエッグを作るだけの道化になっていた。

 

そして、ようやく「どちらかといえばオムレツ」と言えるものを作ることに成功したんだけど。マジでいまさら道具のせいにするのもアレなんだけど、フライパンが悪い気がしてきた。

このフライパン俺が一人暮らしした時から使ってるビンテージものなんだよね。5年くらい使ってる気がする。さすがに5年も使ったらテフロン加工とかいう奴も消滅してるっしょ?もう逆にユーズド加工を施されてるでしょ。だとしたらスクランブルになっちゃうなぁ…なっちゃうよなぁ?料理人も「フライパンがクソだなぁ」って言うレベルっしょ?料理人みてるか?

 

それでフライパン劣悪問題は置いておいて、カレー作ったんだ。カレー。

カレーとか小学生の調理実習ですら作れるシロモノじゃん。ハナクソを机の裏にビタビタ貼り付けるタイプの小学生でも簡単に作れるじゃん。

でも、なんか…失敗…しちゃったんだよね。

 

レシピに対して反逆的な態度を取りたくなるというか、なんというか…

ニンジン中1本、中たまねぎ2個ってところまでは全然いいんだけどジャガイモ3個に対して反抗してしまった。ジャガイモをキレイにして皮をむく工程を想像しただけで俺の心の中で、カレーからジャガイモを撤廃させる運動が起こった。

 ジャガイモの代わりにたまねぎ1個多く入れればいいかという甘い気持ちが、まずいカレーを創造するに至らせた。

 

たまねぎ3個から絞り出されたマッタリとした甘みがカレー全体に広がり、腹ペコの中学生でも匙を投げる程度には美味しくない。ババアの唾液の味。

ババアの唾液の味を知らないけどババアの唾液の味と形容しておけばなんとなく不味い雰囲気は伝わるだろう。そんな感じ。まだドブネズミを丸焼きにして食ったほうが美味い。

 

今後しばらくカレーを作ることはないだろうけど、二度とレシピには逆らわないと誓うよ。

 

オムレツとの戦いは続く…俺がふわトロオムレツを作れるその日まで…

 

 

ここまで書いてから気付いたけど大さじとか軽量カップ関係なしに俺が悪いなこれ。

 

原宿はこわいところ

はじめて原宿行ったんですよ。原宿。

インターネットで生まれインターネットで死ぬオタクとしてはインターネット上にある情報が全て(多分このフレーズは前にも使った)、原宿の事も個性がイカれた連中の集う魔窟だという悪いイメージが練り固まっていた。

 

悪いイメージが先行してしまっているのは良くない、真実をこの目(左0.7 右0.7)で確かめるまでは本当のことはわからない。友達が彼女と歩いていたら外国人にやや強引に店まで連れていかれてクソデカいパーカーを買わされそうになった話を聞いていたとしても、パチこいてるかもしれないし自分以外は信用してはならない。

 

 

魔界村だった。

大分前に「原宿で賞味期限が切れたじゃがりこを渡してくるピエロ」っていう

言葉の序盤のパワーが弱めの都市伝説みたいな話を前にツイッターで見たんだけど、それがいた。

その人に関しては前に調べたんだけど、原宿の活性化のために活動している人たちらしい。検索すれば出てくると思うけど”活性化”を促すにしてはその恰好があまりにもサイコパスすぎる。夜道に反対側から歩いてきたらオシッコ漏らしながら産声あげちゃうレベル。原宿が亜空間のようになっている原因の一端を担っているだろ。アンタ

 

初っ端から怪異に出くわして、まだ竹下通りにすら入っていないのにこの先はどんな地獄が待ち受けているんだという不安に駆られた。

竹下通りに入ると、奇抜の谷のナウシカだった。個性のボディブローに辟易するほどの個性ラッシュだった。本人のスタンスはこちらから想像することはできないが、一般ユニクロ着用オタクからすると奇抜という表現を取り入れる事しかできなかった。

なんか、渋谷とかにいるギャルサーのギャルの混濁としている部分を切り貼りしたかのような人がいたりして、そういう人はテレビクルーの餌になっていた。

あとはそういった奇抜な服を売っている店、モバゲーの期間限定ガチャの上下セットのアバターみたいな服がズラリと並んでいた。

意味不明だったのが、ソフトクリームのとぐろのような形をしたきゃりーぱみゅぱみゅみたいな色のわたあめを竹下通りにいる民たちがむさぼり食っていた事だった。

どう見ても虹色のウンコ。きゃりーぱみゅぱみゅは責任を取った方がいい。

 

 

そもそも、原宿に足を踏み入れた理由はでんぱ組オタクとでんぱ組のコラボカフェに行くためなんだけども。

あらかじめ全国民に伝えたいのだが、俺はでんぱ組のファンではない。曲を1曲フルで聞ききったことすらないレベルのエアプ。エアプどころの騒ぎではない、住んでもいない地域の自治会に参加してるみたいな感じだった。

 

でんぱオタクの目的はコラボカフェで注文するともらえるコースターの収集だった。簡単に言えば、推しのコースターが当たる確率を上げるための要員にすぎないのだが、俺は以前このでんぱオタクをコンセプトカフェに連れて行ったことがあるので、お互いにお互いの地域の自治会に参加するかたちになった。

 

コラボカフェ自体はとても平和だった。コラボカフェに入る前にでんぱオタクが外国人に肩をつつかれて「調子に乗るなよ」と言われたくらいで。(調子に乗っていた要素は1ミリもない)

「この店ずっとでんぱ組の曲しか流れてねえなぁ」って冗談吐こうと思ったけど完全なるアウェー空間でファンでない事がバレた瞬間、異教徒の首なんか撥ねられても仕方がない。生殺与奪を握られた俺は沈黙を保ち、でんぱオタクは推しのコースターを無事に入手することができた。コラボメニューのご飯はおいしかった。

 

コラボカフェの下にあるショップでは、でんぱ組のグッズ3000円分を購入するとチェキが当たるくじを引けるらしい。チェキが当たるくじを引く段階で1回ギャンブル要素を挟んでいるのにチェキもランダムなので俺は恐ろしい商売だなこれはと思った。

しかしオタク、惚れた女のチェキを入手するためにも躊躇せずに、数枚入りのブロマイドと缶バッチ(ランダムで数種類)で計3000円分のグッズを購入した。

 

悲しいことにチェキくじも外し、缶バッチも推しは出ていなかった。

落胆するオタクを見て俺は「後悔しない選択をしろ」「買わなかった後悔と買った後悔ってあるじゃん?」などと無責任な言葉を投げかけた。俺はこのオタクに散財させようとしていた。理由はない。

でんぱオタクはブツブツと「でもゲーム売ればチャラになるからなあ」と言っていたけど、前回アキバででんぱグッズを買う時もこのセリフをブツブツと唱えていた。

決心をする前に唱える呪文か何からしい。売ろうとしているゲームのラインナップも正直なところ今の時期に高値で売れるかといえば多分NOだろうというものばかりなんだけど、それらを売ったらチャラになると思い込むプラス思考は素直に良いと思う。「最終的にはPS4を売る」と言い放っていたので、オンラインで一緒にゲームしている人たちはこいつを止めた方がいい。刹那的な生き方すぎる。

 

 俺が缶バッチ1個買うことにして、あとは別種類のブロマイドセットと缶バッチ数個を買おうとしたところ、別種類のブロマイドがないとか言ってでんぱオタクが店員に補充させてたんだけど、後で気付いたらこのオタク、補充させたブロマイドが実はさっき買ったブロマイドで、補充しなくてもあった分のブロマイドが本来買ってなかったブロマイドだった事に気付かなくて同じブロマイドセット2個買ってたんだよね。

 

不可解な行動の末、2度目のチェキくじは外れた。そそのかした身として俺はかける言葉もなかったんだけど、店員から「アタリの確率は結構高いはずなんですけどねぇ」みたいな事言われてて死体蹴りされててかわいそうだった。南無三

缶バッチで推しが当たった事だけが唯一の救い。でんぱオタクはチェキくじの存在を頭から抹消することによって自分を守っていた。

 

 

 

 

 

渋谷でタコス食って帰った。

俺の手元には何故かピンキーのグッズが3つある。しかし、ファンではない。

ラーメン屋で炒飯だけ食うやつ

バレンタインデーが終わり、チョコを1つも貰えなかった事実から目を背けて平穏な日々を取り戻しつつあった。

バレンタインデーでの傷は完全には癒えていないので、世にはびこるカップルの背骨を引き抜いてやりたいと思いながら新宿を歩いていると、一組のカップルが「すみません、すみません」とか言って話しかけてきた。

俺がなんか落としたのかと思って立ち止まると「この辺で美味しくて有名な飲み屋さんないっすか?」とか言ってきた。自殺願望の強いカップルが殺されに来たほうがまだマシだった。

おばあちゃんの「人に良くしていればきっと自分に返ってくるんだよ」っていう教え(情操教育)がなかったらガン無視キメてたところだった。ちなみにおばあちゃんは店に行くとマイルドクレーマー気質になる節がある事を最近知った。俺は何を信じればいいんだ…

 

しかも注文が多いんだよな、「この辺・美味しい・有名」そこまで条件絞ってんならもうGoogleで位置情報ONにして調べろよスカポンタンがって感じだった。お前なんでお前彼女連れてお前赤の他人のオタクに飲み屋聞いちゃうかなぁ!?

俺もひよりながら「鳥貴族があっちの方にあります」しか言えなかった。もう鳥貴族以外に選択肢がないんだよ、聞いた相手が悪すぎる。

 

そしたら鳥貴族か~みたいな反応した後に「飲み帰りですか?」って雑談ふっかけてきてんだよね、びっくりしちゃった。なんでびっくりしたって職場で言葉を発していなさ過ぎて感情が仮死状態だったんだけど息吹き返したんだよね、そこで。

「ゲーセンでガンダムしてました」ってバカ正直に答えたら「ガンダム!?」とかオーバーな反応されてちょっと道の真ん中だから静かにしてって思ってたんだけど、「最近のゲーセンってガンダムあるんだ!」とか言われて、昔からガンダムあっただろ!もうゲーセンの話はよくない?彼女連れてるし夜の街に消えて愛を語らえよって思ってたら彼女の方も「あの丸いやつに入るやつ?」とか謎の援護射撃し始めて、お前それ戦場の絆じゃねーかそれじゃないわっていう説明とかいろいろしてたら彼氏のほうが「この人面白いなぁ、今度飲みに行きましょうよ」とか言ってんの、頭がパーリナイしてんじゃん既に。アルコール不要だよこのあと無事に飲み屋にたどり着いたとしても。

小学生の頃に知らない人について行っちゃダメってさんざん言われただろガンコちゃん見て情操教育されなかったのかよ。そもそも俺は過去にアキバで話しかけてきた奴と連絡先交換して謎の”コミュニティ”への参加を促されてから知らない人に連絡先を教えないって心から誓ったんだ(そいつはブロックした)

 

本当にこのカップルが人畜無害なカップルだったとしても俺はこのカップルと一緒に楽しく酒を飲める自信がない。なぜなら童貞だから。

以前にそういう前例があったという事を説明した上で連絡先を教える事はお断りした。でも相手が鬼メンタルだったから「今度街で見かけたら是非」とか言ってて俺もうダメかもしれん…

なんかいつも混んでる店があるからそこ教えて俺は解放された。

 

でもよく考えたらさ、食べログを頼れって憤慨するよりもあそこの店が美味いってパッと教えられたらメチャクチャかっこよくない?一瞬でその街が「俺の庭」みたいになるじゃん。食通になろうかな、食通ってモテる?

 

 

 

余談だが、調布には餃子王とかいう食べログを見ると麻婆春雨のレビューとかばっかりで、餃子に対するアイデンティティが崩壊した店がある。

 行ったことはない。

貰ったチョコの数だけ殴らせて

バレンタインデーから数日が経った。

いかがお過ごしだろうか、生きてる?

 

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ツイッターで統計を取ったところ、義理チョコを貰ったっていう人が多かったみたいだね。

どう?”義理”感じてる?義理でも3倍で返すらしいぞ、シャア専用か?

 

本命を貰ったって人は幻覚…でも見えているのでは?

何が本命チョコだよ泥でも食ってろこのミミズ野郎が

 

チョコを貰っていないと答えた素直な人、好きです。これからもお互いに傷を舐めあっていきたい。いつか救われると信じて。

 

それ以外には波乱万丈な人生を歩んでいる人が何故か一番多かった。何を呑気に投票しとんねん、親が死んでるんだぞチョコレートを恨め。

 

 

俺も結局チョコ貰わなかった、いや貰えなかったの方が言い方としては合ってるかもしれない。なんでだろう、文明が進んでないのか?

 

真面目なのでチョコレートを食わない宣言してからマジで食ってなかったんだけど、そもそも意識して食っていないだけで意識しなくても食わないときは食わなかった説。「久しぶりに食うチョコはさぞかし美味いんだろうな」と思いながら母親から配給されたチョコ(※)を食ったが虚無感により感情が破壊されただけだった。

(※)我が家系の男は軒並み異性からチョコを貰うイベントが発生しないため、母親からチョコを支給される制度がある。これを1カウントとするかどうかは個人の判断に委ねられるが、今回はこれを1カウントとしない事とする。

 

バレンタインデーにどうやったらチョコ貰えるか、最善の方法を常に考えていたんだけど、一番確実な方法が俺にチョコを渡さないと死ぬデスゲームに参加させる以外の方法がなかった。

脳がB級映画にやられてB級映画みたいな思考しかできなくなった。誰か俺を殺してくれ…